2011年6月8日水曜日

文化!香港!

映画産業がイギリスの植民地時代から盛んであり、すでに映画制作事業から撤退したがゴールデン・ハーベスト(嘉禾)などの大手映画制作会社の本拠地があるなど、広東語圏における映画産業の一大拠点として君臨しているだけでなく、日本や韓国と並びアジアの映画産業における中心の一つとなっている。
また、1960年代から現在に至るまで、ブルース・リー(李小龍)やジャッキー・チェン(成龍)、サモ・ハン・キンポー(洪金寶)、チョウ・ユンファ(周潤發)など、多くの世界的に有名な映画スターを生み出したほか、ウォン・カーウァイ(王家衛)、ジョン・ウー(吳宇森)など、その個性が広く西欧諸国においても認められた才能ある映画監督を輩出しており、とりわけ1980年代から90年代をつうじての世界の映画・映像文化への独自の貢献には目を瞠るものがある。

広東語圏内のポピュラー音楽の流行発信地の一つとして、アジア圏内で人気が高い多くのアーティストを多数輩出している。また、粤劇や国楽の演奏団や、香港のロックバンドBEYONDや、イギリスから伝わったバグパイプの楽団などの特徴ある音楽団体も多い。なお、アメリカやイギリスのポピュラー音楽の人気も高いが、平井堅や浜崎あゆみなどの日本人歌手、アーティストも安定した人気を保っており、CDショップにはJ-POPのコーナーもある。
東京と並ぶアジアにおけるファッションの発信地として君臨しており、上海灘、ジョルダーノ、ジョイスなどの有名ブランドやセレクトショップの他、アラン・チャン(陳幼堅)やジョアンナ・ホーなどの世界的に著名なデザイナーやクリエイターを多数輩出している。地元デザイナーやブランドが多数いる上、中華人民共和国本土やアジア諸国など広大なマーケットを持つことから、香港ファッションウイーク(香港時装節春夏系列/秋冬系列)や香港国際毛皮時装展覧会(香港ファーファッションフェア)などのファッション関連のフェアやトレードショーなども定期的に行なわれている。

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